イメージが悪い!? 地方議員のなり手がいない理由は
地方政治に詳しい北陸学院大学の若山将実教授は、今の地方議会が抱える課題について指摘します。
北陸学院大学社会学部社会学科・若山将実教授「地方部では(議員の)なり手不足というのは深刻であるということは、石川県もそうですし全国的にみても間違いない。なり手不足の要因としてはまず一番挙げられるのは、待遇面で町や村の議会などは特に報酬面では高いとは決して言えませんので、定数を減らすということは議員報酬を上げることとセットで語られたりするが、当選に至るまでの票数がかえって増えるということになりますので、新人の候補者にとっては、より当選までのハードルが上がるということになる」
また、若山教授は議員のイメージを変えることも多様な議員を生み出すために必要だと言います。
北陸学院大学社会学部社会学科・若山将実教授「議員というと中年、または高齢の男性というイメージがどうしても政治、行政の方だけではなくて一般の人々にも浸透していますので、こうしたイメージを変えるような取り組み、女性が県議会の議長、副議長になったりですとか、25歳の(国会)議員が誕生するということは石川県でも新しい政治の流れというのが、女性、若者それぞれで注目されるというのは後に続く人が増えるという意味では非常に良い出来事であったのではないか」
地方議員のなり手不足の解決策として、若山教授によりますと、議員の待遇面の改善や有権者のイメージを変え、立候補のハードルを下げることも必要ではないかということです。