東北大学の卒業式が、25日に仙台市内で行われました。大学生と大学院生4600人あまりが門出を迎えました。

仙台市宮城野区の仙台サンプラザホールで行われた東北大学の卒業式では、冨永悌二学長から卒業生代表に学位記が手渡されました。冨永学長は、東北大学が「国際卓越研究大学」の第1号に認定されたことをふまえ、「変革と挑戦を続ける大学で学んだことに大いなる矜持をもって人生を送ってほしい」とはなむけの言葉を贈りました。

そして、卒業生を代表し、工学部の星美沙希さんが答辞を述べました。

卒業生代表工学部 星美沙希さん:
「これからも東北大学の卒業生としての誇りを抱き、多様な分野でそれぞれの専門性を発揮し、日本、そして国際社会で貢献できる人間となることを目指し精進してまいります」

東北大学によりますと、2024年度の卒業生は、法学部や医学部など10の学部と大学院であわせて4642人です。

卒業生:
「小児科の医師になりたいと思っているので、困っている子どもや家族の力になれるようこれからも勉強を続けたい。宮城で育ってきたので地域に少し恩返しができたらいいのかな」
「最初オンライン授業が多くて、友達がなかなか作りにくい状況だったんですけど、コロナがだんだん緩和されていくにつれて、対面での対面でのつながりも増えて楽しい大学生活を送れました」
「勉強してきたことを生かして、大学院でも研究を頑張って世界に役立つ人材になれたら」

袴やスーツなどに身を包んだ卒業生らは、晴れやかな表情で新たな一歩を踏み出しました。