「鉄道のまち新津」で新潟県内を走るJRの路線を体験できるシミュレーターが誕生し一足先に25日、内覧会が行われました。
新潟市 秋葉区の新津鉄道資料館で行われた新たな運転シミュレーター完成を記念した内覧会。

「発車!出発進行!」
新潟市の中原市長が一番列車を運転しました。

以前も鉄道資料館にはシミュレーターがありましたが、東京を走るJR中央線のみでした。

来館者からの「県内の路線も運転したい」という声に応え、信越線や越後線など新潟市を中心とする5つの路線が体験できるものを導入。

この日は、現役の運転士によるデモンストレーションも行われました。
【新津乗務室 遠藤遼太 指導運転士】「使用している機器も実際に運転台にあるものと同じものを使用していますので難しさはあります」

実際に現在県内のほとんどの路線を走っているE129系と同じ作りになっていて、本物の電車を運転している気分を味わえるそうです。

【記者リポート】「いつも電車の車窓から風景を眺めているんですけど、なかなか真正面から風景を感じることがないので、貴重ですね」
シミュレーターは、混雑時を除いて1回で2区間体験でき、料金は100円。走行区間は自由に選ぶことができます。

【記者リポート】「20メートルオーバーです。難しい」

地域の路線が運転体験できるのは県内でここだけ。市は鉄道ファンのみならず県内外から多くの人が訪れる起爆剤になることを期待しています。

【新津鉄道資料館 磯部正昭 館長】「新潟ってどんな景色があるのかなと、遠くの方には楽しんでもらいたいと思います」

この電車運転シミュレーターは26日から一般の来館者も体験できます。
