子どもが親などから虐待を受けたとして、児童相談所が相談を受けて対応した件数が昨年度は全国で22万5000件を超え、これまで公表されている中で最も多くなったことがわかりました。
厚生労働省によりますと、昨年度、18歳未満の子どもが親などの保護者から虐待を受けたとして、児童相談所が相談を受けて対応した件数は、全国であわせて22万5509件でした。前の年度より1万666件増え、これまで公表されている中で最も多くなりました。
虐待の内容は、暴言を吐くことや子どもの目の前で家族に暴力を振るう「心理的虐待」が13万4948件で最も多く、全体の59.8%を占めています。
次いで、▼殴るなどの暴行を加える「身体的虐待」が5万1623件で全体の22.9%、▼子どもの面倒をみない「ネグレクト」が3万6465件で全体の16.2%、▼「性的虐待」が2473件で全体の1.1%となっています。
また、児童虐待の加害者については、「実の母」から虐待を受けていた割合が全体の48.7%で最多となりました。
こども家庭庁は「児童相談所の体制を強化するだけでなく、虐待を未然に防ぐために再来年度中には全ての市町村にこども家庭センターを設置し、子育て家庭がさまざまな相談ができる体制を整えていきたい」としています。
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