イノシシなど野生動物の尿で汚染された土や水に触れることによって感染し高熱などを引き起こす「レプトスピラ症」で70代の男性が死亡しました。
沖縄県内での死者は16年ぶりとなります。

「レプトスピラ菌」はイノシシやマングースなど野生動物の腎臓に潜む細菌で、その尿によって汚染された川や土に傷口などが触れることで感染します。

感染後、3日から2週間ほどの潜伏期間を経て38度以上の高い熱や筋肉痛、目の充血などの症状が現れ治療しないと死亡する場合もあります。

県によりますと今月5日、八重山保健所管内に住む70代の男性が発熱や腎不全の症状を訴え入院しましたが3日後に死亡しました。
レプトスピラ症が疑われたことから検査をしたところ今月12日感染が確認されました。

レプトスピラ症による死者が県内で発生するのは2006年以来16年ぶりのことです。沖縄はレプトスピラ症の発生件数が多く、昨年(21年)は国内の発生件数34件のうち24件が、おととし(20年)は17件のうち8件が沖縄で発生しています。

何に注意し、どう対策すればいいのでしょうかー