大型商業施設の撤退が相次ぐ松本市街地の再設計に向けて、商業や観光の関係者などが24日、臥雲市長に提言書を提出しました。

松本市中心市街地再設計検討会議の赤羽眞太郎(あかはね・しんたろう)座長と山本達也(やまもと・たつや)座長代理の2人が市役所を訪れ、松本の街づくりの方向性を示した提言書を臥雲義尚市長に手渡しました。

松本市では、パルコやイトーヨーカドーなど大型商業施設の閉店が相次いでいて、中心市街地の空洞化が課題となっています。

これを受け提言書では、商都=松本として、賑わいの創出と自然との調和を両立させながら、城下町の歴史や風情を生かした「歩きたくなる」=ウォーカブルな街づくりをテーマに掲げています。

松本市中心市街地再設計検討会議 山本達也座長代理:
「今回の再設計というのは、松本でなければできないということに対して、プライオリティ(優先度)を高くしていて、逆に言えば他の街でもできることの優先順位を下げています」

臥雲市長は、公民学連携で進めていく街づくりに対して、今回の提言を最大限反映させながら行政のスケジュール感と民間のスピード感の調和を図って円滑に進めていきたいとしています。