末永万智アナウンサー「福島市は薄着でも過ごしやすい気温になっています。花見山では、春の訪れを告げる花が満開になっています」

福島市の桃源郷・花見山。白や黄色といった色が散りばめられていて、一足早い、春を感じることができます。

24日の福島県内は、福島で18.7℃、郡山で17.5℃などと、多くの地点で4月中旬から下旬並みの陽気となりました。花見山のガイドを務める花案内人の久保内さんに、春の訪れを告げる花を教えてもらいました。

ふくしま花案内人・久保内ケイさん「これは、トサミズキという花。ちょっと大きめの花で、いま満開。この花が咲くと、いよいよもう春で、桜も間近かなという気持ちになる」

ほかにも、小さくかわいらしい花をつける、ヒュウガミズキもいまが見頃。山道にずらりと並ぶサンシュユも満開を迎え、鮮やかな黄色の花が気持ちを明るくさせてくれます。花見山には、午前中から多くの人が訪れ、春の景色を楽しんでいました。

会津若松市から来た人「暖かい。汗ばむくらいで1枚脱いだ」
福島市内の人「足元から、目の前から遠くまで全部花。最高です。すごく癒やされる、本当に最高」

花見山といえば、桜の名所。早咲きのヒガンザクラを見に行くと、つぼみが濃いピンク色に色づいていました。

ふくしま花案内人・久保内ケイさん「私としてはもう1週間以内には咲きそう。早咲きのヒガンザクラが咲くとまもなくソメイヨシノが咲く。これから次々と桜の花が咲くので、いついらっしゃってもきれいな桜が見られると思う。どうぞお待ちしておりますので、ぜひいらっしゃってください」

季節先取りの暖かさは28日(金)まで続く見込みで、20℃を超えるところもありそうです。久保内さんによりますと、花見山では、今週末には、いま見ごろの黄色の花と早咲きの桜のコラボレーションが楽しめそうだということです。

一方、25日から26日にかけ、偏西風に乗って黄砂が飛来する見込みで、気象台では、マスクやメガネの着用など対策を呼びかけています。