大陸では視程2km未満を観測 衛星画像には茶色いエリア

23日(日)午後の衛星画像をみると、中国付近には茶色く映っているエリアが見られています。これは乾燥した砂漠地帯で巻き上げられた黄砂がとみられます。

気象庁が発表している黄砂情報では、23日の観測で大陸の東経110°より西側では視程(=水平方向の見通し)が2キロ未満の非常に濃い黄砂を観測している所があります。この黄砂が25日から26日にかけて、日本列島へ広く飛んでくる予想が出ています。

地表付近の黄砂飛来予測をみると、25日(火)から26日(水)は、九州から関東にかけての広い範囲に黄砂が飛んでくる予想となっています。黄砂の濃度はそれんりに「濃いレベル」となる可能性があります。
この予想通りの濃度の黄砂が飛来した場合、屋外では所により黄砂が付着するなどの影響が予想されます。また、視程が5キロメートル未満となった場合、交通への障害が発生するおそれがあります。

花粉やPM2.5や黄砂が組み合わさると症状が悪化することもあります。特にアレルギー体質や呼吸器系に疾患のある方などはご注意ください。今後、気象庁や地元気象台から黄砂に関する情報が発表されるかもしれませんので、最新の気象情報にご留意ください。

【詳しく見る】日本付近で予想される黄砂は?3時間ごとの黄砂シミュレーション(3/26まで)