■札幌圏で出店攻勢を強める『ダイイチ』の戦略

取り扱う商品は、『ダイイチ』として最大規模の約1万7000点。

新鮮な野菜はもちろん、十勝産の食材を使ったお総菜や人気ナンバーワンの『おはぎ』など、充実した品揃えです。

また、畜産コーナーでは環境への配慮として、食品トレーを使わない『ノントレー』を導入しています。

21日は『ノースマン』や『山親爺』で知られる『千秋庵』も同時にオープンしました。

今年で20周年を迎える『アリオ札幌』は、JR苗穂駅から徒歩3分とアクセスもよく、『ダイイチ』の担当者は新店舗に期待を寄せています。

ダイイチ 西崎進 常務
「30代~40代の子育て世帯が多いので、(入学式などの)記念日とかハレの日が多い。買いやすいものから、ちょっと贅沢してみたいなというときにも応えられるような商品を用意している」

『ダイイチ』は、2023年11月にススキノの商業施設『ココノススキノ』の地下にも出店。

2024年11月には『ラピダス』の進出で賑わう千歳市にも店を構えるなど、ここ数年、札幌圏での出店攻勢を強めています。

ダイイチ 西崎進 常務
「これからの発展が期待される、いろんな商圏が変わってくるような場所、発展が望めるような場所が札幌圏にある。先んじて出店できれば」

道内から完全撤退した『イトーヨーカドー』の店舗を引き継いだ『ダイイチ』。

札幌圏での需要を取り込み、存在感を示すことはできるのでしょうか。