防犯カメラで“カスハラ客”にも対応可能に?

南波キャスター:
「カスタマーハラスメント」に対応しているAI防犯カメラもあるということです。
実際に取材ディレクターが扮する“カスハラ常習者”が来店すると…

PC音声
「カスハラ対象者が来場した可能性があります。管理者は速やかに対応してください」
AIが「目の形」や「顔の骨格」など100以上の特徴を識別し特定。画像や音声、メールなどで知らせ、特定できる確率は98%だといいます。
トリニティーの兼松拓也社長は、「不正利用したお客様の顔写真を防犯カメラから抽出して、それをブラックリストに入れる形になります」としています。

このAI防犯カメラは、▼マスクで来店した場合や、▼横顔だけの場合でも対象者を検知することができるそうです。
「カスハラ対象者が来た可能性あり」と通知されることで、店員が身構えたり、別の担当者に連絡したりでき、業務のよりスムーズな遂行に期待されています。
日比キャスター:
人手不足も問題になっているので、テクノロジーを活用するのは大事ですね。
歴史・時代小説家 今村さん:
本当は(カスハラ対象者の)情報を横展開して他店舗にも共有できれば良いですが、個人情報保護の問題もあるので、店舗・会社ごとの対策が大切になりそうですね。
日比キャスター:
これまでも事件などの捜査が難航した場合、ドライブレコーダーや防犯カメラの映像を繋ぎ、犯人の特定に至ったケースもあります。映像が重要な資料になっていくのだろうと感じます。
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<プロフィール>
今村翔吾さん
「塞王の盾」で第166回直木賞 受賞
歴史・時代小説家 30歳までダンス講師