最近は一気に気温が上昇し、春本番の陽気になっていますね。そしてスギ花粉の飛散はピークを迎えていて、花粉症の方にとっては悩ましい時期が続いていますよね。
花粉症環境保健マニュアルによりますと、花粉は、よく晴れて気温が高い日 空気が乾燥して風が強い日 雨上がりの次の日に飛びやすくなると言われています。気温が高いほどスギの雄花が開きやすく、飛び散る花粉量も多くなってしまいます。また、乾燥していると花粉が長時間空気中に漂うことになり、さらに風が強いとそのまま遠くまで飛んでいってしまいます。雨上がりの翌日は、雨によって地面に落下した花粉が再び舞い上がり、その落下していた花粉の分だけ飛散量が多くなります。

花粉を部屋の中に持ち込まないことが重要です。外出先から帰宅した際、体には大量の花粉が付着した状態です。そのまま部屋の中に入ると、室内に大量の花粉を持ち込んでしまうことになります。そのため、できるだけ玄関で体に付いている花粉を落とすことが重要です。

花粉は、上から下に落ちていくので、髪の毛から上半身、下半身の順番で手で払い落すといいでしょう。この時に体を大きく揺らしてしまったり、強い力でたたくと花粉が舞い上がってしまうので、優しく下に落とすイメージで行うのがポイントです。また、かばんと衣服が接していた箇所も静電気が発生しやすく、花粉が付きやすいため、重点的に払うことが重要です。ズボンのすそも花粉が付きやすいと言われています。スギ花粉飛散の2度目のピークがやってきていますが、引き続きしっかり対策をしてお過ごしください。