世界各国の最新技術や文化が集まる大阪・関西万博で富山のワザが世界に発信されます。いよいよ開幕が近づく会場にカメラが入り、富山県の和紙職人の挑戦を追いました。

2025年2月、大阪・夢洲にある万博会場では開幕に向けて着々とパビリオンがお目見えし、準備が進んでいました。

富山県立山町の和紙職人、川原隆邦さん。

万博の、あるプロジェクトを手がけています。

川原さんは朝日町の伝統工芸品、蛭谷和紙のこだわりと技術を継承した唯一の職人です。

現在は立山町の山間にある工房で、原料の栽培から和紙が生まれる全ての工程を手作業で行っています。

和紙を生かした空間演出やアート作品の制作にも力を入れていて、東京・銀座にある資生堂パーラーのウィンドウ作品を手がけたり、海外の展示会に出展したりと、活躍の幅を広げています。