実は、その頃の記録はほとんど残っておらず、施設にとって、とても貴重な資料だといいます。

旧齋藤家別邸 阿部均館長
「びっくりしましたね。連合国軍の場所として使われていたというのは聞いていたんですけど、実際そうやって家族が住んでいる写真を目の当たりにするっていうのは、ただただ感動ですね」

両親が亡くなり、家族の写真を見返していたというリンダさんたち。最初はこの庭がどこなのかわからなかったのですが、1年半前に妹のナンシーさんの夫・ボブさんがインターネットで施設の写真を見つけ、旧齋藤家別邸ではないかと分かったといいます。

家族で過ごした家を70年ぶりに訪れ、幼い日の記憶が蘇ったようです。

リンダ・ブロウネルさん
「変わらないものが残っているって素晴らしいことですね。ここへ来た皆さんも楽しめるんじゃないでしょうか」

寄贈された写真は旧斎藤家別邸に展示され、一般の見学客にも公開されます。