ショックから立ち直らないうちに「これから頑張っていい大学に行こう」「努力が足りなかったね」はNG

大事なのは、共感。発表のあったその日、部屋に閉じこもって会話が成立しなくてもそっと見守るのも親が出来ることの1つです。受験生がひとりで自分の気持ちを整理できる時間も必要です。

カウンセラーカレッジ石川 代表理事・公認心理師 森辰美さん
「ショックも癒えないうちに『これから頑張っていい大学に行こう』『努力が足りなかったね』となどと言ってはいけません。お子さんの気持ちをしっかり受け止める。『悲しいよね』『つらかったよね』『そんな気持ちなんだね』としっかり聴くこと、子供の気持ちに一緒にひたること。親だからこそわかる子供が積み重ねた努力を認めることが大切です。」

特に発表当日に前述のような前向きな話はしてはいけません。
親としては、「できる限りいい学校に行ってほしい」「〇〇になるために〇〇学部に行ってほしい」と思うことはよくあることです。しかし、親が思った通りの人生を子供に歩ませることは、できません。親子といえども子供とは別の人格なのです。