新潟県内でサケが不漁となる中17日、長岡市で児童がサケの稚魚を放流し数年後の再会を願いました。

「さようなら、元気でね~」

長岡市を流れる柿川です。
地元の柿小学校の1、2年生が『サケの稚魚』を放流しました。

子どもたちが卵から育ててきた稚魚を含むおよそ2200匹です。

【児童は】
「(サケと)ずっと一緒にいられると思ったら違った」
「今まで柿小学校にいてくれたり、かわいい顔でいてくれてありがとう」

県内ではサケの不漁が深刻です。漁獲量は2015年度の46万9000匹ほどをピークに年々減っていて、今年度はピーク時の13分の1となる約3万6000匹にとどまりました。

「サケばいば~い!元気で帰ってきてね!」

この柿川上流では、川で豊富なサケをとって生活していた「縄文時代」の遺跡が見つかっていて、児童は当時の暮らしに思いを馳せながら、3~4年後のサケとの再会を願っていました。