17日の宮崎県内は冬に逆戻りしたような寒さとなりました。

高千穂町では、雪が舞う中、今月末で閉校する中学校で最後の卒業式がありました。

17日の県内は、真冬並みの寒気が流れ込んだ影響で各地で気温が下がり、えびの高原は雪景色に。

最低気温がマイナス0.9度となった高千穂町では雪が舞い、車や畑などにうっすらと雪が積もりました。

気象台によりますと、北部山沿いの標高の高い地域ではあす夜からあさって午前中にかけて大雪となるおそれがあり、積雪や路面の凍結などに注意を呼びかけています。

なごり雪の中、今月末で78年の歴史に幕をおろす高千穂町の上野中学校では最後の卒業式が行われました。

式には、卒業生13人をはじめ、在校生11人や保護者らが出席。

末原幹大 校長が、卒業生に卒業証書を手渡したあと、「さらにコミュニケーション力を付け、あきらめず挑戦してください」とはなむけの言葉を贈りました。そして、卒業生を代表して甲斐大豊さんが学校生活を振り返り答辞を述べました。

(卒業生・甲斐大豊さん)「学び舎で作った思い出と絆を忘れずに、これからも頑張っていきましょう、僕たち3年生は数多くの支えがあり今に至っています、このことに感謝しいつか恩返しができるように頑張ります」

最後に全員で校歌を歌い、学び舎を後にしました。

「3年間ありがとうございました」

(卒業生・押方幸澄さん)「正直寂しい気持ちもあるけど今までたくさんの思いでを作れて良かったです」

(卒業生・尾崎李空さん))「13人でずっと小学校から9年間成長してきたので。何か悲しいこととか諦めてしまうこととかあっても13人の絆を大切にして頑張っていきたいと思いました」

(全員)「上野中ありがとう」

卒業生13人は、全員、地元の高千穂高校に進学するということです。卒業おめでとうございます。