フルタイムで働く人の平均月給が33年ぶりの高い伸び率を記録したことが厚生労働省の調査で分かりました。また、男女間の賃金には依然として開きがあるものの、その差は過去最小となっています。

厚労省が去年行った調査によりますと、フルタイムで働く人の平均月給は33万400円で、前の年から3.8%増えました。33年ぶりの高い伸び率です。

また、男性の賃金を100とした場合の女性の賃金は前の年から1.0ポイント上昇し、75.8となりました。

依然、男女間の賃金には開きがみられるものの、比較可能な1976年以降でその差は最も小さくなりました。

厚労省は「前の年に比べて女性の役職者の割合が増えていることなどが要因として考えられる」としています。