「激せまアパート」なぜ人気?
実際に、入居者の暮らしを見せてもらうため向かったのは、代々木上原駅から徒歩7分のアパート。(2020年4月築/東京・渋谷区)。家賃は【6万9500円~】(※管理費・共聴設備費は別)です。

2024年12月に入居した山根さん(28歳・男性)の部屋にお邪魔すると、3畳の部屋には、<大きめの机><ハンガーラック><収納ケース>などが置かれ、居住スペースはかなり狭そうですが「家具の配置はかなり考えた」とのこと。

ハシゴのウラの空間に冷蔵庫・電子レンジを置き、隙間を有効活用。
テレビはプロジェクターで代用し、壁に映して観るのでモニターを置くスペースはいりません。

狭いながらも快適に暮らしているという山根さんですが、なぜ“激せまアパート”に決めたのでしょうか?
山根さん(28):
「職場が表参道・原宿付近なので、職場から近いところを第一に考えた。築年数が古い物件に住みたくなくて、狭さよりもキレイさが自分に合っていると思った」
「洗濯機が机代わり」3畳部屋での工夫

都営大江戸線・中井駅から徒歩2分ほどのアパート(2020年11月築/東京・新宿区)に約1年暮らすのは山口さん(23歳・男性)。家賃は【6万500円~】(※管理費・共聴設備費は別)です。

3畳のワンルームは冷蔵庫や収納ケースで埋まり、かさばるコート類は天井の空間に突っ張り棒を設置して吊るしています。
仕事や食事の時は折りたたみイスを使いますが、机は置いていないので…
山口さん(23):
「面倒くさいときは“洗濯機の上”で食べたりとか。丁度いい高さなので」

ハシゴのウラに置いてある洗濯機が机代わりで、こちらも狭い部屋を有効活用しての生活。
激せまアパートが人気の背景には、「快適さよりタイパを重視する」という若者の暮らし方の変化があるようです。
(THE TIME,2025年3月14日放送より)