審議が大詰めの“政治とカネ”の改革にも水を差す事態に

世間の感覚とのズレを認めた石破総理に、与野党からは厳しい批判がありました。

公明党 斉藤鉄夫 代表(14日)
「報道を聞いたとき耳を疑いました。国民から納得、理解を得られないような行為は厳に慎むべき」

立憲民主党 野田佳彦 代表(14日)
「クリーンな政治家だと思っていた石破総理ですら、こういうことを日常的にやっていたとするなら、これぞ自民党なんだと」

自民党幹部からも「政治と金を批判してきた石破さんなのに」「印象・時期ともに最悪だ」との声も。

審議が大詰めを迎えている“政治とカネ”の改革にも水を差す事態となっているのです。

自民党 小泉進次郎 議員(14日)
「企業・団体献金の禁止についてどうするか。みんなで止めましょうよって言いますけど、収入の道は各党違うのだから、我々は公開を高めましょうよと」

3月末までに結論を出すことが決まっている「企業・団体献金」への対応について、「禁止」となることを避けたい自民党に対し、国民民主を除く主要な野党5会派は「禁止」で足並みを揃える方針を確認しました。

自民党としては、唯一「禁止」に慎重な国民民主を引き込みたいところですが、石破総理の商品券問題を受け、玉木代表はこう語っています。

国民民主党 玉木雄一郎 代表(14日)
「石破総理が何らかの形で責任を取らないと、予算も法律も前に進まない可能性が高い」