「蔵王ジオパーク」の認定を記念したツアーが、宮城県蔵王町で開かれ、参加者が遠刈田温泉に残る金山の跡地などを見学しました。

蔵王町遠刈田温泉で行われたツアーには、県内を中心におよそ20人が参加しました。ジオパークは貴重な地形や地質が残る景観を保全し研究や教育に活かそうという取り組みで蔵王ジオパークは今年1月に認定されました。

参加者は、ガイドの説明を受けながら江戸時代初期に仙台藩の金山として採掘が行われていた「岩崎山金窟址」などを見学し、歴史や地質について学んでいました。

仙台市からの参加者:
「普段何気なく通っている道路が、これから視点がすっかり変わって、歴史をかみしめながら回れる」
蔵王ジオパーク推進室 松田利宣室長:
「蔵王町には色々な魅力がありますので、ぜひ別の機会にもこうしたツアーを開催させていただきます」

蔵王ジオパーク推進室では今後も蔵王の魅力を伝えるルートを検討しながら、季節ごとにツアーの開催を計画していくということです。