「社会からの孤立」

さまざまな人たちが関わっている更生に向けた取り組み。

犯罪学が専門の龍谷大学の浜井浩一教授は、刑務所を出た人が再び犯罪を犯してしまう要因の一つに「社会からの孤立」があると話す。


(犯罪学専門・龍谷大学 浜井浩一教授)「社会に居場所がないと実感したとき、そう思ったときに『頑張ろう』という意欲がなくなって、どんどん転げ落ちて、再犯するしかなくなる」

法務省のまとめによると、2022年に、刑務所を出た人のうち、生活する場所がない人の割合はおよそ16%。また、保護観察を終えた人のうち、仕事がない人の割合はおよそ25%に達し、再犯した人の7割が無職となっている。

(犯罪学専門・龍谷大学 浜井浩一教授)「どんな人が再犯をしているか調べると、『居場所』と『出番』帰る場所がなくて帰ったあと仕事がない人たちあるいは、仕事ができない人たちの場合は福祉的支援につながらなかった人たちが再犯者になっていく