新潟県弥彦村は14日ワクチンを保存するための冷凍庫に電源が入っておらず、オミクロン株対応のワクチンや小児接種用のワクチンなど約3400回分を破棄したと発表しました。

村によりますと、14日午前9時ころ、村の職員がその日に納品されたワクチンを冷凍庫に移そうした際に、冷凍庫の電源が切れていることに気づきました。
6日にワクチンが配送されてから14日までの間に冷凍庫を開閉していないことから、6日のワクチン納品作業中に電源が切れたと見られています。
村は冷凍庫の電源はスイッチ付きの延長コードでつながれており、6日の納品作業中に延長コードのスイッチに作業していた人の靴があたり、スイッチが切られたとみています。
このため、この冷凍庫に保存されていたオリジナル株ワクチン492回分、オミクロン株対応のワクチン2340回分、小児接種用ワクチン600回分の合わせて3432回分が破棄されました。

村は今後スイッチ付き延長コードの使用を中止するとともに、冷凍庫へのワクチンの出し入れは作業後に必ず複数人で電源状況を確認するとしています。

(写真はイメージ)