ベトナムの視察団が津山市を訪れ、「高齢者が体力維持のために行なっている体操」を一緒に行ないました。体操での国際交流には、「深刻な高齢化の問題解決」という大きな命題が込められています。


高齢者の健康寿命を延ばそうと、津山市が18年前から導入している「こけないからだ体操」です。オモリを使って手足を動かし全身の筋肉を鍛えます。

きょう(14日)は、ベトナムからの視察団14名が訪れ体操に参加しました。

津山市は、急速に高齢化が進むベトナムの高齢化対策にと、JICA・国際協力機構を通じ、2018年から首都・ハノイで体操の普及を行ってきました。


その活動地域が広がっていることから、各地域からの代表が津山市を訪れ、体操の見学や介護予防の研修などを行なったものです。

(ベトナム保健省人口家族計画総局 グエン・ドウアン・トゥ総局長)
「この体操は高齢化対策として非常にすばらしく、ベトナムの平均寿命を伸ばすことに貢献できるだろうと期待しています」

(津山市高齢介護課 作業療法士 安本勝博さん)
「健康寿命の延伸だとかそういった部分の手伝いをすることで、国際交流が進むということに期待している」

今後は津山市の職員がベトナムを訪れて、指導者の育成などを行なう方針です。