教職員の不祥事が後を絶ちません。県教委は13日、車の無免許運転や体罰などで新たに3人を懲戒処分としました。

停職6か月の懲戒処分を受けたのは、大隅地区の県立学校に勤める男性教諭(52)です。

県教委によりますと、男性教諭は、去年9月から12月にかけ、およそ20回、無免許運転を繰り返し、去年12月に道路の縁石に乗り上げる自損事故を起こしました。教諭は「飲食店で食事をするためだった」と話しているということです。

また、北薩地区の小学校に勤める男性教諭(48)は、2022年から今年1月までの間、教室で児童少なくとも8人に対し、拳や指し棒で頭をたたくなどの体罰をしました。

男性教諭は「言うことを聞かず、感情を抑えられなかった」と話しているということで、減給3か月の懲戒処分を受けました。

このほか、鹿児島地区の小学校の男性事務職員(53)は、去年、うその勤務時間を報告し、超過勤務手当およそ5万円を不正に受け取ったなどとして、停職3か月の懲戒処分となりました。

これで今年度、教職員の懲戒処分は27件となり、過去10年で最多となっています。