鹿児島県内ではきょう13日、公立高校入試の合格発表がありました。
(記者)「午前11時です。掲示板がオープンされました。合格者の受験番号が貼りだされています。受験生が続々と集まってきました」
県内の公立高校ではインターネットのみで合格発表を行う学校もありますが、鹿児島市の鹿児島工業高校では、長年使われている職員手作りの掲示板に合格者の受験番号が貼り出されました。
受験生や保護者は番号を見つけると笑顔で写真を撮って喜びを分かち合いました。
(合格者した受験生)
「ネット(の発表)が見られなくて、家が近くなので見に来た。緊張してたけどうれしかった」
「工業化学系に行って製品を作って、社会貢献できたらと思う」
(見守ってきた親)「番号が掲示板に貼られているのを見るとホッと安心した気持ち、やっと落ち着ける」
(合格者した受験生)「(弓道部で)みんなに負けないくらい練習して全国優勝したい」
(父も鹿児島工業出身)「同じ高校の話ができる。それだけ家族の時間が増える」
一方喜びの声は、学習塾でも…
合格した受験生たちはお世話になった塾の先生に合格を報告して、喜びを分かち合っていました。
(合格者した受験生)「鶴丸高校に受かりました。うれしいって叫びたい気分」
(母親)「ほっとしている、それが一番。頑張りをとにかく称えたい」
(合格者した受験生)
「インターネットが混み合っていて開けなくて、偶然開けた父親から結果が送られてきて合格を知った。本当にうれしかった」
「安心とうれしさでいっぱい。スマホを我慢していたので一日中見たい」
なかには、涙ながらに報告する生徒も…
「泣いちゃったんですけど、すごくお世話になったのでいい報告ができてよかった」
県教育委員会によりますと、県内の公立高校では募集定員の1万1725人に対し、8875人が合格しました。二次募集は今月21日で、合格発表は24日です。