中小企業の多い県内での賃上げの見通しについて連合長野の根橋美津人会長はー。

根橋会長:「(賃金を)上げなければいけない認識はこれまで以上に高まっていると思っています」

連合長野によりますと、去年の春闘における賃上げの平均妥結額は1万2486円で、32年ぶりの高い水準となりました。

今年もその水準を維持・上回る賃上げを目指すとしていますが、経営側からは厳しい声も挙がっているといいます。

根橋会長:「製造業であれば受注が昨年よりも受注が落ち込んでいる、サービス業でもこの物価高で買い控えがあったり、昨年の環境よりも企業を取り巻く状況はむしろ厳しくなっている」

連合長野では、引き続き価格転嫁の必要性などを訴え、賃金を上げ続けられる環境の整備を広めていくとしています。

根橋会長:「賃上げが物価上昇に追いついていないという結果は出ていますので、節約しながらギリギリで生活しているという声が聞かれないような形に持っていく、しっかり要求にこだわった闘争を組み立てていきたい」