1年間のベースの賃金などを決める春闘。
12日の回答集中日では大企業から「満額回答」が相次ぎましたが、医療系の労働組合は13日、長野市など全国でストライキを行いました。

業界や企業規模によって温度差が広がる賃上げですが県内の動きはどうでしょうか?

JR長野駅前で宣伝行動をした県の医療労働組合=医労連。
13日、ストライキを行った県内の病院に勤務する職員などおよそ100人が、賃上げや労働環境の改善を求めました。

デモ行進に参加した全医労は、今年の春闘で物価高騰などへの対応として、常勤職員で月4万円、非常勤職員で時給250円以上の賃上げを求めました。

これに対し、経営側は200億円の赤字といった財政難を理由に、2度の交渉に渡り、賃上げについてゼロ回答をしました。

県内では、東長野病院で2年後に年間最大9万円の寒冷地手当が廃止される予定で、このままでは賃下げとなる状況だといいます。

全医労長野地区協議会 宮崎恵司議長:「現状では使命感だけでは続けられない、辞めたい転職したいという声も、命を守る医療労働者として、環境の改善を強く求めていく」

今年も賃上げの動きが高まる春闘。

12日は大企業などの集中回答日を迎え、労働者側の要求への「満額回答」が相次ぎました。

石破総理はー。
「今後の中小企業や小規模企業の賃上げに向け政策を総動員します」