地下鉄サリン事件から30年となるのを前に、警視庁は東京メトロや医療機関などと合同で生物兵器などのNBCテロに対処する訓練を合同で行いました。

乗客役
「やばい、やばい、やばい。やばいって」

きょう、東京・江東区で行われたのは、警視庁が東京消防庁、東京メトロ、聖路加国際病院と合同で行った生物兵器などのNBCテロに対処する訓練です。

訓練は、電車内でテロリストが有毒な化学物質を含む液体をまいた想定で始まり、警視庁のNBCテロ専門部隊が液体を回収し、車内を除染。分析の結果、有毒な神経剤と判明し、消防隊員と医療関係者が二次被害を防ぎながら、けがをした人を救助する手順を確認したり、警視庁の捜査員が乗客への事情聴取を行ったりしました。

1995年3月20日の地下鉄サリン事件では、14人が死亡し、6000人以上が重軽傷を負っていて、聖路加国際病院は多くの負傷者を受け入れました。

警視庁の横山和子築地署長は「地下鉄サリン事件を決して風化させず、安心して公共交通機関を使ってもらうために訓練を行った。日常生活で少しでも不審なことがあれば110番通報してほしい」としています。