静岡県伊東市の宇佐美港です。
<神谷修二カメラマン>
「おはようございます。きょうは量は多かったんですか?」
<木部弘吉さん>
「きょうは全部で30kg。きょうは釜揚げやります」
水揚げしたばかりの秋シラス。きょうのしずおか産は…。
<マルカ 加藤良明店長>
「こちらの『しらすコロッケ』です」
<客>
「(友達に)4つ、私たちが2つ、それと3個…全部で9個。このコロッケはカリッとしていて、すごくおいしい。ごはんにもパンにもあう!最高!」
宇佐美駅を出てすぐのところに「しらすコロッケ」を販売している店があります。
<神谷カメラマン>
「まずは割ってみますね。あ、かなり大きなシラスがたっぷり詰まってますね」
<マルカ 加藤良明店長>
「シラスの風味をしっかり味わってもらうために、たくさん入れております」
<神谷カメラマン>
「いただきます。シラスの風味がしっかり伝わってきて、ジャガイモと相まってものすごくおいしいです」
値段は1個120円です。この日は午前中で30個が売り切れました。
実は宇佐美のシラスは知る人ぞ知る名物なんです。宇佐美沖でとれる宇佐美のシラスは肉厚で、予約をしないと買えないほどの人気があります。
<神谷カメラマン>
「宇佐美のシラスの特徴は?」
<美吉丸 木部美千代さん>
「春は小さいんですけど、秋はわりと大きくて食感が楽しめる。大きい方がおいしいですよね。いっぱい入れてって感じ」
天日干しをして陽の光と潮の風を浴びたシラスは、ふっくらしてうま味があります。
<マルカ 加藤良明店長>
「伊東・宇佐美という所ではシラス漁があって、地元の肉厚なシラスをなんとかこのコロッケにできないかということで仕上げた次第です」
しらすコロッケをはじめ、弁当や総菜の販売を始めたのは1年半前。元々は伊豆のおみやげ品や海産物の加工品を扱う店でしたが、新型コロナの影響で売り上げが減ってしまいました。店には毎日40種類から50種類の弁当や総菜が並びます。
<マルカ 加藤良明店長>
「新鮮な釜揚げシラスをふんだんに使ってスタッフが手で愛情込めて、バター液につけてパン粉を付けて仕上げている最中でございます」
手作りのコロッケなんです。
<マルカ 加藤良明店長>
「非常に軟らかく仕上がるので、どうしても壊れやすくなる。丁寧に丸めることが大きなポイントです」
そして、揚げる時にも…。
<女性従業員>
「あまり触ると衣が破れるのでそっと浮かしてあげる感じで」
<神谷カメラマン>
「けっこう気を使いながら…」
<女性従業員>
「手作りなもので…」
<マルカ 加藤良明店長>
「うす衣がポイントです。何度食べても飽きない味」
「ほんのりとした塩味があるので、そのまま食べてください」と加藤さんは言います。
<マルカ 加藤良明店長>
「地元で獲れたもの育ったものが結構まだあるので、シラスに限らず地産地消を踏まえて総菜お弁当に生かして、末永く地元のお客さんにかわいがってもらえるお店を目指しております」
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