奄美市住用町の小学生16人、中学生6人が通う東城小中学校です。1955年に小中併設校となってから、例年、小中学生合同で卒業式を開いています。

保護者だけでなく、近くの住民も出席するのが恒例で、12日は地域で子どもたちの門出を祝いました。
中学を卒業する榊幸太郎さんは、小学5年生からこの5年間、同級生がいませんでした。東城中学校の卒業生は1960年代には40人を超えていましたが、この10年は5人以下が続いています。

(中学を卒業した榊幸太郎さん)「(先生と)一対一というのが大変だったが、途中からは慣れて、自分のペースでできるのが良かった」
榊さんは12日で学び舎を後にしますが、一緒に卒業式を終えた小学6年生の3人は、仲間たちや先生との別れはもう少し後になります。なぜかというと…
(小学校を卒業した長澤笑心さん)「24日まで学校行かないといけない」
(小学校を卒業した西結彩さん)「もう終わりにしたい。早く春休みになってほしい」
3人は、あす13日以降も授業があり、鹿児島県内のほかの公立小学校の卒業式が開かれる今月24日まで登校します。