JR東日本は走行中に連結部分が外れた東北新幹線の「はやぶさ」と「こまち」について14日に連結運転を再開します。
それを前に12日は連結部分を動かすレバーに固定器具を着けた試験走行を公開しました。

東北新幹線は6日、上野~大宮間を走行中に「はやぶさ」と「こまち」の連結部分が外れるトラブルがあり、自動的にブレーキが作動して停車しました。
これを受け現在、秋田新幹線は盛岡駅から秋田駅の間で折り返し運転をしています。

JR東日本は12日、連結運転の再開に向けた試験を盛岡駅で報道陣に公開しました。
今回のトラブルは走行中に電気系統の異常が発生し、連結器が分割される動作につながったと考えられています。
これを受けて当面の対策として、走行中は連結器の分割が行われないように車両内にある連結器を動かす動作盤のレバーを金具で固定しています。

12日はこの状態で連結した車両が盛岡駅から仙台駅まで試験的に走行しました。

(JR東日本 新幹線運輸車両部 小谷徳隆車両ユニットリーダー)
「今後も原因究明を図り対策を講じ、安全最優先でお客様にご提供するため取り組んでいきたいと思います」

東北新幹線の連結運転は14日再開予定で、15日からは通常ダイヤで運行します。