県内でもイラブー料理を味わえる場所はそう多くはありませんが、ここ久高島では島を訪れる観光客の目玉の一つとなっています。

平田俊一 記者「カツオの味ですね。思ったよりも濃くておいしいです」

東京からの観光客「魚介類の味。すごく海の味が強い。おいしい、コクがある」

人口減少などにより、久高島の祭事は年々実施することが難しくなってきているのが実情です。しかし、一度は途絶えて復活したイラブー漁のように、少しずつ形を変えながら島の営みを次の世代へと受け継いでいきます。

▼西銘武良さん「僕は誇りに思いますね。島の神事というか、これはただの売り物ではない、神様の贈り物っていう考え方です。イラブーの薫製を手伝っているのは、小学3年くらいかな。5歳ごろからやっている子がいますけど。もう結構仲間意識ですよ。年はもうひ孫くらい離れてますけど。けんかしながらやっています(笑)」

西銘武良さん

南城市の久高島を訪ねると、島を愛し、島の伝統を守り続ける人々の姿がありました。

西銘さんは、久高島振興会というNPO法人の理事長も務めていて、島で宿泊施設などを運営しながら、久高島の伝統行事の継承に知恵を絞る日々を送っています。

ここでクイズです!久高島には宿泊施設がいくつかあるんですが、中でも、全国で唯一かもしれないという、ある場所に泊まることができるんです。

それは次の3つのうちどれでしょうか?
A:久高診療所 B:久高島簡易郵便局 C:久高幼稚園