普天間基地の移設に伴う名護市辺野古の埋め立て工事で沖縄防衛局は、大浦湾側で本格的な埋め立てに着手しました。

大浦湾側の約4.2ヘクタールの海域を埋め立てる工事は28日午後3時ごろに始まり、上空からは護岸に寄せたダンプカーが荷台に積んだ土砂を投入する様子が確認されました。

土砂投入を待つダンプカーの車列


国による「代執行」に伴い、大浦湾側での本格的な埋め立て工事が行われるのは初めてです。

▼玉城知事(28日・定例会見)
「(工事)全体の見通しが立たないにも関わらず、生物多様性が極めて高く貴重な自然環境を有する大浦湾を埋め立てることは性急に過ぎるのではないかと言わざるを得ません」

玉城知事は定例会見でこのように述べ、国に対し移設計画の断念と普天間基地の1日も早い危険性の除去について、対話による解決をあらためて求めました。