2024年12月、青森市で雪かきをしていた男性をはねて大けがをさせた罪に問われた56歳の男の裁判で、青森地裁は執行猶予付きの有罪判決を言い渡しました。
判決を受けたのは、青森市の無職・工藤哲也被告(56)です。
判決によりますと、工藤被告は2024年12月、軽乗用車を運転中にスマホのゲーム操作に気をとられ、道路左側で雪かきをしていた63歳の男性をはねて脳挫傷などの大けがをさせたとして過失運転傷害の罪に問われていました。
12日の判決で、青森地裁の藏本匡成裁判官は「被告はスマホを車の助手席に置き、アプリを起動した状態で数秒間に渡って注視した結果被害者に気付かずに衝突した。被害者は意思疎通が困難になり被告の刑事責任は軽視できないが反省の態度を示している」などとして工藤被告に禁固2年、執行猶予3年の有罪判決を言い渡しました。