船舶事故などで重油が流出した時、被害を食い止めるための訓練が、鹿児島県のいちき串木野市でありました。今月、甑島航路に就航する新しいフェリー「結Lineこしき」も参加しました。
いちき串木野市の串木野新港で行われた訓練には、いちき串木野警察署や串木野海上保安部など9つの団体からおよそ60人が参加しました。
訓練は「港に着岸したフェリーに燃料の重油を供給するための配管が破損して重油が海に流出し、周囲で火災が発生した」との想定で行われました。
今月20日に就航する甑島航路の「結Lineこしき」も参加し、海上に重油が広がらないようにするオイルフェンスの設置や、消防車や巡視艇からの放水訓練などが行われました。
(串木野海上保安部警備救難課 鮫島巧課長)「平素から顔の見える関係を構築し、事案が発生した場合は迅速かつ的確に油を防除したい」
海上保安部などは、今後も定期的に訓練を行うことにしています。