11日の青森県内は柔らかい日差しが降り注ぎ、各地で3月下旬~4月中旬並みの気温になりました。弘前市では春の訪れを告げる花「フクジュソウ」が可憐な花を咲かせています。

雪解けが進んだ地面から、黄色い可憐な花が顔を覗かせています。

「フクジュソウ」が咲いたのは、弘前市にある津軽藩ねぷた村の日本庭園「揚亀園」です。

雪が少なかった2024年より15日遅い3月1日に開花しました。

「フクジュソウ」は日光が当たると花開き、日が陰ると閉じる春の花。
県内23ある観測地点のうち14地点で2025年の最高気温となった11日、春の訪れを告げる花が柔らかい日差しを受けて鮮やかに輝いていました。

津軽藩ねぷた村 坂本羊子さん
「今年は特に雪が深くて厳しい冬だったので、お花を見てもらえれば春が来たと感じて、暖かい気持ちになってもらえると思います」

揚亀園のフクジュソウは、雪解けとともに数が増えるということで、3月いっぱい見ごろが続きます。