去年11月に大規模な火災が発生した大分県臼杵市の中央通り商店街の復興に向けて10日夜、被災者が市の関係者と意見を交わしました。
「八町大路」と呼ばれる臼杵市の中央通り商店街では、去年11月に大規模な火災が発生し、住宅と店舗あわせて15棟が焼けました。火災から3か月が経過し、がれきの撤去は4月末に終わる見込みです。
これを受けて10日夜、臼杵市で商店街の復興に向けた1回目の会議が開催され、住民や市の関係者ら35人が出席しました。会議では今後のスケジュールについて市が報告したほか、被災者に対し再建の意向に関する調査を行うことなどを申し合わせました。

(臼杵市・姫野敬一政策監)「復興に向けてみなさんでスピード感をもった対策を立てて取り組んでいきたいと思います」
(臼杵市中央通り商店街振興組合・藤原紳一郎副理事長)「なかなか吹っ切れるということはないんですけど、前を向いて今から絵をかけるということで、ちょっと安心かなと思います」
市では今後も被災者との意見交換の場を設け、建物の形状など復興後の商店街のイメージを来年度中に決定したいとしています。