仙台市内の幼稚園では、震災発生当時のことを聞いて、防災について学ぶ会が開かれました。

仙台市若林区のドリーム幼稚園で開かれた会には、約200人の園児全員が参加しました。園児たちは、この場所も地震や津波で被災したことを聞き、災害が起きたらどうすればいいか学びました。

ドリーム幼稚園 末屋保広園長:
「こういう時には、こうやって逃げようとか、大人の人の言うことを聞こうとか、ちゃんと自分の頭で考えるようにしてください」

そして、震災の犠牲になった人へ黙とうを捧げたあと、童謡の「ふるさと」を合唱しました。

園児:
「命をしっかり大切にしてね(と伝えたい)」
「(地震が来たら)高い所に逃げる。津波が来るかもしれないから」

この幼稚園は、津波による浸水はなかったものの、自宅にいた園児1人が亡くなりました。幼稚園では、今後も、当時の話や訓練を通して命を守る大切さを伝えることにしています。