住民への周知は進んでいるのか?
「北海道・三陸沖後発地震注意情報」についてtbcでは、宮城県内の全35市町村にアンケートを行い、すべての市町村から回答を得ました。
まずは『職員や住民への周知の実施』について聞きました。「実施している」のは32市町村と9割以上で、多くが「ホームページやチラシなど」を活用していると答えています。一方で、「実施していない」と回答したのは大河原町、七ヶ宿町、大郷町の3町です。

住民にはどのくらい理解が進んでいるのでしょうか。石巻市で聞きました。
石巻市民:
「ちょっとわからない…。」
「知っている。非常持ち出し袋や水は用意している」
「初めて聞いた。あの地震の揺れを経験しているから、少しくらいの地震では動じない。「あぁ大丈夫だ」くらい」
周知が十分とは言い難い状況に石巻市の担当者は…。

石巻市総務部危機対策課 内海明彦防災専門官:
「もう少し認知してもらっていると思っていた。運用開始した頃はメディアにも取り上げられ、目にしたことはあっても、時がたって忘れてしまうこともあるので、繰り返し情報を出しながら認知度をあげていくことが必要なのでは」