東日本大震災から14年となった11日、長野市の善光寺で犠牲者を追悼する法要が行われました。

善光寺の本堂では、30人ほどの僧侶が読経して、東日本大震災と、翌日に起きた県北部地震の犠牲者を悼みました。

善光寺には、津波で倒れた岩手県陸前高田市の松で作られた地蔵があり、法要の後、普段は本堂に置かれている犠牲者を悼む位牌が地蔵堂に移されました。

善光寺 小林玄超(こばやし・げんちょう)教務部長:
「地蔵さんのところに安置して、多くの人にきょうもお参りいただければありがたい」

位牌が地蔵堂に安置されるのは11日だけで、訪れた人が被災地を思い、手を合わせていました。