山形県の平山雅之(ひらやま・まさゆき)副知事が、任期途中の今月28日に辞任することをあきらかにしました。
後任には、高橋徹(たかはし・とおる)環境エネルギー部長が起用される見通しであることが関係者への取材でわかりました。
平山雅之 副知事「知事のもと様々な県政課題を少しでも前に進めるべく各部長と調整を取りながら精一杯やったかなという気持ちでおります」

辞任の意向を固めた平山副知事は、2017年に県の商工労働部長となり、2019年の退職後は、県企業振興公社で理事長を務めていましたが、2021年に副知事に就任し、およそ3年半にわたり吉村知事を支えてきました。

県によりますと、平山副知事の任期は今年10月27日までの4年間ですが、先月、吉村知事に辞職願を提出して受理され、今月28日付で辞任するということです。

きょう開かれた県議会のあと、平山副知事は「後進に道を譲りたい」と辞任の理由を明らかにしました。
平山雅之 副知事「新しいスタートを切るにはこの時期が一番適していると前々からずっと思っていた。新しい方が私とは違った視点で新しい感覚や考えのもと各部長を仕切りながら知事と一緒になって色んな取り組みをしてほしい」

平山副知事は辞任後、理事長を務める山形産業支援機構で力を発揮していきたいとしています。
これを受けて吉村知事は現在の県幹部から人選を進め、高橋徹環境エネルギー部長を起用する方針を固めたことが関係者への取材で分かりました。
県は、現在開会中の県議会2月定例会に人事案を追加提案するということで、議会の議決を受けて新たな副知事が誕生することになります。
