燃料費や電気代の高騰を受け山梨県内の銭湯の入浴料金が4月からおよそ6年ぶりに値上げされることになりました。

銭湯の入浴料金は県知事が指定することになっています。
料金の改定をめぐっては燃料費や電気代の高騰を受け銭湯の事業者らでつくる組合が去年10月、県に料金アップを申請していました。
これを受けて県の協議会が調査した結果、今の入浴料金では厳しい経営状況にあることを確認し、山梨周辺の15県の平均の値上げ幅も考慮して40円アップの値上げ額をとりまとめ県に答申しました。
銭湯の値上げは4月1日からで、12歳以上の大人料金が現在の430円から470円にアップし、利用の少ない12歳未満は据え置きとなります。
値上げに対する銭湯と利用客の反応です。
喜久乃湯温泉 3代目 平賀理恵子さん:
「ガス代、電気代、重油を使っているところは重油代すべて上がっているのでみんな悲鳴を上げています」
銭湯の利用者は:
「(入浴料は)全然こだわらないです。温泉ですし、ゆっくりさせてもらっているのでいつも」
「最後は値上げもやむなしと思います」
銭湯の入浴料金の値上げは2019年12月以来約6年ぶりで県内12の銭湯が対象となります。