およそ3000人を乗せたクルーズ船が10日朝、奄美大島・名瀬港に寄港しました。地元住民からは経済効果に期待する声があがっています。

名瀬港に寄港した「ノルウェージャン・スカイ」はバハマ船籍で、全長258メートル、総トン数7万7100トンです。乗客およそ2000人、乗員900人を乗せて10日朝、名瀬港に入港しました。

港では奄美市の金久中学校の生徒たちが手作りのパンフレットを持ちながら、おすすめの観光スポットを英語で伝えました。

(オーストラリアから)
「みなさんやってることを続けてがんばってください。みなさんの夢が将来かないますように」

(英会話に挑戦した中学生)
「めちゃくちゃ優しい人でした。楽しかった」
「分からない単語とかが多くて、聞き取れなかったり、うまく話せなかったりして困った」

東京を3日に出発し、名古屋や大阪など国内6か所のほか、韓国3か所の港に11日間をかけて寄港する予定です。

奄美市内では買い物をする外国人の姿が見られ、商店街からは経済効果に期待する声があがっています。

(大島紬の店)
「お土産買ったり、スカーフ買ってくれる。にぎやかでうれしい」

(英語でボランティア)
「外国人が来て、どういうものを望んでいるのか知りたくて」

(オーストラリアから)
「緑が多くて人がフレンドリー。東京や大阪に比べたら静か」

ノルウェージャン・スカイは10日の夕方、長崎へ向け出航します。

今年度、名瀬港へのクルーズ船の寄港は今回が10回目で、今月はあと6回、予定されています。