共に木碑の建て替えを担ってきた大槌高校の生徒も次回の建て替えに参加する生徒は震災後生まれとなります。
今後は若い世代同士で教訓を伝えあうことも求められていきます。

(大槌高校生・菊池康介さん)
「今は結構教えてもらう側とか、震災のときだったら守ってもらう側だったと思うんですけど。これからどんどん年をとるにつれて、次は教える側とか、今してもらってることを次の人にできるように」


(小國忠義さん)
「私は大変勇気をもらいました。私は次になれば90近くになりますから。それに負けないで一生懸命頑張ろうと」

4年に一度建て替えることで震災の風化を防ごうという大槌町の木碑。世代が変わり、担い手が変わっても維持することができるか?
取り組みの本当の価値が試されています。

木碑は10日、小國さんらが中心となり建て替えの作業が行われました。の側面には「日頃の素振り(訓練)が大切な笑顔につながる」「『逃げろ』まずは自分だ遠慮はいらない」の2つのメッセージが刻まれました。この木碑は、4年後に行われる建て替えの日まで震災の教訓を伝えます。