『インフラ施設だけ攻撃』ロシア国内では「正反対の内容」が報道

ーー今回の報復はクリミア橋の爆破だけではないというのが先生の見解で、今年8月に3回、ウクライナの工作員がロシアのクルスク原子力発電所を攻撃し、運営を妨害している。今回の報復攻撃について、ウクライナというナチ国家のテロに対する攻撃だと、正しい攻撃だと言っています。このクルスク原子力発電所への攻撃は今までもあったということですか?
「ロシアの報道では頻繁に出ていまして、キーウで撮影された空爆の映像は、ロシアの国営テレビの映像を使っていまして、精密射撃で軍事施設、インフラ施設だけを攻撃していて、市民は攻撃してませんと、ロシアの放送局では全く正反対の説明がされています。実はロシアの国営通信によりますと、実は8月ぐらいからこのクルスク原子力発電所にウクライナの保安庁の人たちが破壊工作を企てて送電線を切断したと。そんなことが今回の報復の大きな要因の一つだというのをプーチン大統領が演説で話をしているんですね」

ーー今後この報復はどうなりそうですか?
「ロシアは高精度の巡航ミサイルの部品なんかは西側のものを使っていて、どこまで続くのかというのは不透明ですね。もちろん東部・南部の占領地の確保、戦闘を続けていかないといけないので、両方をずっと続けられるかはわからないですね」

(2022年10月11日放送MBSテレビ『よんチャンTV』より)