東日本大震災の発生からまもなく14年です。宮城県気仙沼市の震災遺構では教訓を伝えようと地元の高校生が語り部ガイドを行っています。

語り部ガイド
「700キロもの大きな物体を津波が持ち上げてここまで運んできました」

気仙沼市東日本大震災遺構・伝承館で8日から始まった「みんな語り部」。
8日は市内の高校生5人が震災遺構となった気仙沼向洋高校の旧校舎などを案内し、訪れた人たちに津波の恐ろしさを伝えました。

語り部ガイド
「津波が来たら、ここでは大丈夫、これくらいなら大丈夫と思わずに出来るだけ高く遠くへ避難して欲しい」

語り部を聞いた人
「若い語り部が覚えていることは少ないにしても地域の被害状況を伝えていくのはこれからの人たちにとって教訓になる」
語り部を聞いた人
「伝えていくことは大事だと感じた」

語り部・気仙沼高校2年 阿部桃子さん
「今の私で誰かの力になれたり伝えたり出来るなら伝えたいと思ったのが(語り部の)きっかけ」

この施設では、中学生や高校生が震災の教訓を後世に伝えようと語り部ガイドを行っていて、今回は3月11日まで。今後も定期的に開催されます。