乗客69人が死傷した地下鉄・日比谷線の脱線事故から、きょうで25年です。

25年前のきょう、当時の営団地下鉄・日比谷線の中目黒駅と恵比寿駅の間のカーブで、下り列車が脱線して上り列車と衝突、乗客5人が死亡し、64人がけがをしました。

事故が発生した午前9時1分にあわせ、現場近くの慰霊碑では東京メトロの山村社長らが訪れ、犠牲者らを追悼しました。

東京メトロ 山村明義 社長
「このような事故を二度と起こさないこと、安全性の向上に最優先で取り組んでいくことをお誓い申し上げました」

東京メトロによりますと、事故の後に入社した職員が全体のおよそ7割にのぼるということで、脱線事故の教訓をもとに安全意識の向上をさらに高めていきたいとしています。