9日初日を迎える大相撲春場所に、初めて東の正大関として臨む石川県津幡町出身の大の里ですが、ファンらの熱い注目が集まる中、本場所を目前に控え集中力を高めていました。

大阪府大東市の二所ノ関部屋の宿舎での7日の稽古。大の里は青の締め込み姿で現れました。念入りに四股を踏み、テッポウや立ち合いなど基本動作の反復で集中力を高めていきます。

先場所は10勝をあげたものの優勝に届かなかった悔しさをバネに、春場所は東の大関として3度目の優勝を目指します。

大の里「たくさんの方が応援してくれているので、しっかり結果で石川県のみなさまが見てくれればいいと思う」

地方場所で欠かせない地元後援会の協力。今回は普段、防災倉庫となっている場所を宿舎として間借りしています。

二所ノ関部屋 大東後援会・橋本正幸会長「あっ、春が来たなというのとともに、お相撲さん頑張れという気持ちが多いと思う」

この日は、宿舎近くの保育園児らがお手製の絵をプレゼントするため訪れ、力士からも思わず笑みがこぼれます。

また、珠洲市出身の関西珠洲会のメンバーも応援に駆けつけエールを送っていました。大阪のファンからも期待の声が…

大阪のファン「大好き、頑張って!とりあえず優勝!信じてる!」

大の里「地元の方、地域の方が、朝稽古見に来たりとか、この建物(宿舎)も色々なことをやってくれていますし、その人たちのためにも結果で返したいと思う」

多くのファンの期待を背に、大の里旋風の再来に期待です。