雪の下で冬を越える新潟県のブランド野菜『雪下にんじん』の収穫を前に、生産者が雪の試し掘りを行って今年の出来を確認しました。

豪雪地で知られる十日町市の中里地域で、生産者らが7日に集まり、3m以上積もった雪を掘り『雪下にんじん』を目指します。

「あー、見えたな」

新潟県内の十日町市と津南町を中心に生産されている『雪下にんじん』は、雪の下で冬を越しながらおよそ3か月成熟させると、甘さが増して生でもおいしく食べることができます。

【生産者 桑原勇さん】
「きれいなニンジンができた。しかもこの雪ですからね、いいでしょう!!」

本格的な収穫は3月末ごろから。
雪を取り除きながら行いますが、今年は例年よりもはるかに多い雪。

「これぐらいあると、さすがにキツイなと思うから…。どうするんでしょうね?!」

作業は大変になりそうです。

【JA魚沼 伊藤駿さん】
「雪が多い中で不安もあったが、非常に揃いが良くて高品質な品物ができた」

2025年の『雪下にんじん』の出来は良さそうで、2024年よりも80t多い200tほどの収穫を見込んでいます。

新潟の名物野菜『雪下にんじん』は、4月上旬ころから店頭に並ぶ予定です。