京都府福知山市と夜久野町を結ぶトンネルで天井部分などに16か所の空洞が見つかり、1月15日から通行止めとなっています。調査をしたところ、トンネルのコンクリートの厚さが35センチ以上必要な箇所でわずか5センチしかなく、調査をした有識者は施工不良の可能性を指摘しています。トンネルは通行止めとなっていて、府は有識者らによる技術検討委員会を立ち上げ空洞が起きた原因などについて詳しく調べています。

全長は455メートル 京都・福知山市内を結ぶトンネル

問題となっているのは、京都府福知山市内を結ぶ全長455メートルの「ゆずりトンネル」です。このトンネルは地区の地域交流促進や交通環境改善などの目的で建設され、2001年12月に完成し、その翌年に開通しました。1日に通行する車両は約1500台だということです。トンネル工事は京都府内の複数の建設会社の共同事業体が実施していました。